2012年1月19日 (木)

日本語日本文化学科&国文学科 片岡利博先生

皆さんこんにちは(^O^)/ 国文学科3年のまゆです。「研究室訪問」第10回は日本語日本文化学科&国文学科の片岡利博先生にインタビューしました。

ま)じゃあ、先生。さっそくですがインタビューを始めますね!

片)はい、よろしくお願いします。

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Q.先生の専門分野を教えてください。

片)源氏物語をはじめとした平安物語です。これらの作品は約1000年前に作られ、手書きの写しによって伝えられてきました。手書きと言うことは当然、写し間違いや写している人の捉え方や気分次第で書き換えられるなどの事態が発生してしまいます。ですから、同作品の同場面でも写した人が違えば、文章が全く違うということもあったりするんですよ。このような変化の仕方や相違点に興味があり、専門分野として研究しています。

ま)確かに源氏物語って同じ人物のはずなのに、場面によっては性格が別人みたいになっていたりしますよね。ただ、私は源氏の女たらしな性格にばかり目がいってしまって、自力で相違点を探し出せないんです。いつも読みながら女性の登場人物に感情移入してしまい、源氏の野郎~!ってなっちゃうんですよね(笑)。

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Q.先生が古典を研究することになったきっかけ(出会い)を教えてください。

片)実は僕、古典研究者になるつもりは全くなかったんです。昔からピアノやっていて、30歳くらいまでは本気で音楽家を目指していたんですよ。

ま)えー!そうだったんですか!?すごい! 確かに先生が音楽家って似合ってる気がします…。それでどうしてこの道を選ばれたんですか?

片)ある時、作曲コンクールに応募したんです。良い結果が残せたら、その道に進もうと思って。けれど、残念な結果でした。それであきらめて、大学院生の時から働いていた神戸松蔭に就職したんです。昔から古典の成績は良かったので勉強するなら古典だと思っていました。大学で出会った古典の先生が本当に良い人だったので、その人の影響もありますね。

ま)大学院のころからということは…もう30年以上松蔭で働いてらっしゃるんですか!

片)はい、たぶん松蔭の中でも1、2を争うくらいの古株だと思います。松蔭は本当に働きやすい。人間関係が良く、家庭的で民主的な上、事務職員の人がとても有能です。もし他大学に勤める事になっていたら、こうはいかなかったと思います。もしかしたら、もう1度音楽家になろうとしていたかもしれません(笑)。

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Q.先生の趣味を教えてください。

片)趣味…。よく、ピアノのことや作曲のことを人に話すと「素敵なご趣味をお持ちですね」と言われるんですが、ピアノや作曲は趣味という言葉には到底収まりきりません。職業にしようと思っていたくらいですから。なので、趣味という言葉が当てはまるものは、料理・編み物・散歩などですね。

ま)私も散歩好きです!よく歩いてますよ~。お料理はなにが得意なんですか?

片)何が得意というわけではなく、家庭料理を作ります。

ま)すごいです!私は料理というと卵焼きくらいしか作りません(笑)。

片)それは料理とは言わないんじゃないでしょうか(笑)。

ま)あ、やっぱりそう思いますか? ですよね(笑)。精進します! そういえば、以前先生がご自分でお編みになったセーターを着ていたと聞いたのですが、本当ですか?

片)はい。今はもう着てませんけどね、恥ずかしいので(笑)。昔、外国人留学生に浮世絵柄のセーターを編んでプレゼントしたことがあるんです。喜んでもらえましたよ。

ま)デザインも先生がなさったんですか?

片)はい。方眼紙にデザインを落とすところから始めました。

ま)先生、すごすぎます。

片)あ、でも僕、スポーツは見るのもするのも苦手なんです。

ま)え?するのはともかく、見るのもですか?

片)はい。スポーツのあの勝ち負けで競争する感じが苦手なんです。短距離走を競争せずに一人で走るとかだったら好きなんですけどね。とにかく、勝つために自分のペースを乱すのが嫌なんです。

ま)もしかして、先生は1人で出来る事がお好きなんでしょうか?

片)そうですね。料理や編み物や散歩、どれも自分のペースで楽しむのが好きです。

ま)趣味は自分の大切な時間ですもんね。自分が楽しめる方法で楽しむのが1番ですよね。

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Q.では最後に、人生の先輩として私達に何かアドバイスをお願いします。

片)んー、僕は自分をあなた達の人生の先輩だと思ったことはあまりないんですが…。しいて言うなら、人は人、自分は自分ということです。人と比べることだけで人生が終わってしまってはもったいない。かけがえのない自分の命を大切に。周りの人に左右されすぎると、結果的に自己嫌悪につながってしまいますからね。100m走に何秒かかったって良いんです。自分のペースで走ることが大切なんですから。これが僕からのアドバイスですね。

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<感想>

片岡先生とは授業以外で接したことがほとんどなく、実は以前から謎多き先生だなと思っていました(笑)。それが今回インタビューをさせていただいたことで、今まで知らなかった片岡先生を少し知ることがでたように思います。短時間のインタビューの間に何度も驚いたり笑ったり、本当に有意義なひと時を過ごすことができました。

私は片岡先生のまとっているほんわりとした雰囲気や授業の進め方が1年生の頃から好きだったのですが、今回のインタビューを経て、さらに片岡先生のファンになってしまいました(笑)。

日本語日本文化学科に入学したら、ぜひ片岡先生の授業を受けていただきたいです! きっと皆さんも片岡先生のファンになっちゃいますよ(^O^)

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2011年11月12日 (土)

英語学科&英語英米文学科 柏本吉章先生

みなさん、こんにちは(^o^)。英語英米文学科3年のももちゃんとあべちゃんです。

「研究室訪問」第9回は英語学科&英語英米文学科の柏本吉章先生に、ランチタイムにインタビューしました。

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あ 柏本先生の専門分野は何ですか?

柏 英語学です。特に意味論が専門ですね。人が実際にコミュニケーションをとる時に使う言葉の意味というのは辞書に書いてある意味とは違うんですよ。

あ えっ?どういう意味ですか?

柏 例えば…その卵焼き、おいしそうやなー(と、あべちゃんのお弁当の中を指す)。

あ 先生、食べるー?

柏 ほら! 先生は卵焼きが欲しいとは言っていないのに、『欲しい』という意味になっているでしょ? これが意味論です。

あ・も そういうことかぁ!おもしろーい。

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も では先生が思う、神戸松蔭の魅力について教えてください。

柏 大学の規模が程よい大きさだから、生徒と先生の距離が近いことですね。距離が近いから学生の成長をそばで見られる、ということがこの大学の良いところだと思います。神戸松蔭に来て24年の私が言うんだから間違いないよ!

も 私もそういうところが魅力だと思っています。オープンキャンパスで、いつもこの魅力を伝えています!

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あ あの!先生の研究室だけドアがいつも開いているのはなぜですか?

柏 学生が入りやすいようにドアを開けているんです。みんなが『かっしー』って呼んでくれるのは嬉しいし、もっと私のところに気軽に話をしに来て欲しいんですけどね。実はなかなか来てくれない(笑)。

あ 先生は学生思いなんですね。

も 先生、話しやすいですよー(^o^)。いつでもWelcomeなんですね! そんな学生思いの先生ですが、授業中、私たちがうるさい時はどんな気持ちなんですか?

柏 しゃべりかけてくれて、それに乗るのは楽しいけれど、うるさかったら根気良く注意するかな。

も 怒らないようにしているんですか? 心広いですねー。

柏 心広いよー(笑)。相手が熱くなったら自分が引いて、冷静に対応します。

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あ 先生の休日スタイルについて教えてください。

柏 休みの日は子どもと一緒に遊びたいけど、子どもの方が忙しい! 週末は料理をするのが私の担当なんです。

あ 先生、料理するのですか? 得意料理は何ですか?

柏 煮込みハンバーグかな。

あ・も えー!! 食べてみたいです。

も じゃあ普段のお弁当は先生が作られるのですか?

柏 いや、愛妻弁当やねん!でもスーパーのコロッケがおかずでも大丈夫。むしろ入ってたらテンション上がるねぇ。大好きやねん(笑)。

も 私もコロッケ好きです! 食堂は使われないのですか?

柏 週に1回は使うよ。カレーとサラダバーをセットにして、野菜を思い切り食べます。

も 健康に気をつけているんですね。

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あ では最後に、この記事を読んでいるみんなに一言、お願いします。

柏 高校生の方は、みんなと仲良く触れ合える事を楽しみに入学して下さい。在学生のみんなは、いつでもドアを開けて待っているので気軽に研究室に遊びに来てください。

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☆感想☆

も「柏本先生は私が気軽に話ができる、大好きな先生の一人です。担任の先生だけど、こんなに話したのは初めてでした。先生のいろんな面を知ることができて良かったです。まだ柏本先生の授業を受けたことがない人は、機会があれば授業を受けてみてください。とても楽しい授業ですよ!」

あ「私たちの担任“かっしー”とこんなに深く話したのは初めてでした。身長が高すぎて日本のスーツは着れないかっしーは優しく、時には厳しく、私の自慢の先生です。神戸松蔭には素敵な先生がたくさんいます。ぜひオープンキャンパスや入学した時には話しかけてみてください。先生はいつでもWelcomeだそうですよ」

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2011年10月12日 (水)

ファッション・ハウジングデザイン学科 増永理彦先生

「研究室訪問」第8回です。今回は、ファッション・ハウジングデザイン学科の増永理彦先生にインタビューしました。

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Q 先生のご専門分野は何ですか?

A 高齢者居住、住宅政策、マンション再生などです。「住みやすい『住まい』ってどういうものだろう?」「住みやすい『住まい』をつくるにはどうすればいいのか?」などを考えながら研究をしています。科目では「ハウジングデザイン概論」などを担当しています。

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Q 私は生活学科都市生活専攻生ですが1年のとき、先生の講義を受けました。

A 住居は「空間」をデザインするということでもあります。都市生活専攻は衣食住などの要素を含めて、「生活」をデザインできるようになることが目標ですよね? 「モノ」と「コト」の違いはありますが、「ヒト」の居住空間も生活もデザインするという点では、最終目的に共通性がありますね。

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Q 大学にいて楽しいときは、どういう時ですか?

A 「住まい」というのは「空間」だけではなく、「人との関わり」で成り立っていると、授業で学生たちに伝えています。だから、そのことを学生が理解してくれたとき、その嬉しそうな表情を見ることができた時が楽しいです。

Q 休日はどのように過ごされていますか?

A 家では、料理や掃除、洗濯、買い物などの家事もしています。食べることが好きなので、料理の味付けは僕が担当しています。また、スポーツジムや吉本のお笑いにも行っています。

Q 趣味は何ですか?

A 昔から、宇宙・素粒子・生命に興味を持っています。最近は面白い時代になっていますね。天体望遠鏡で星を見たり、宇宙の始まりについて考えたり、ブラックホールなどのダークエネルギーについて考えてみたり…天体は奥が深いので楽しいです。また、ニュートリノが光速より早いとか、iPS細胞の研究がどんどん進んだりとか…興味が尽きません。あとは、先ほども言いましたが、僕は食べることが好きなので、食べ歩きも趣味ですね。お酒も好きです。また、旅行も好きですね。国内でも海外でも、旅行とグルメはセットです。

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Q 最後に、神戸松蔭で先生をしていて良かったと思うことは何ですか?

A 毎週木曜日の2限目は空けていて、「マス・ハウジング塾」というものを月1~2回ぐらいの頻度で開いて、学生と会話する時間を設けています。主に住宅関係に興味がある学生に声をかけています。大学に来る前は住宅公団で働いていた経験を生かして、この塾にきた学生には住宅のことだけではなく、社会や就職などについても語り、意見交換をしています。毎回だいたい6人ぐらいの学生が来ますね。雑談や世間話などになることも多いけれど、学生と話していると楽しいですね。この塾に来ていた1年生や2年生の学生が、3年生になって僕のゼミに来てくれたときは良かった、と思います。

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☆感想☆

増永先生は、生活学科都市生活専攻で履修できる「生活科学Ⅲ(住)」という科目を担当されていて、私は1年生のとき、この授業を受けました。他学科の先生だとお話をするとき、ためらってしまうことも多々あるのですが、増永先生は温かく迎えてくれる先生です。

また今年の1月、私は阪神淡路大震災についてのシンポジウムで、学生有志として学内で調査したアンケートの結果を発表したのですが、このアンケートをとる時、増永先生に相談したところ理解してもらえ、自分の専攻の学生だけでなく、ファッション・ハウジングデザイン学科の学生たちにも協力をしてもらうことができました。突然のお願いにも関わらず快く協力をしていただいたので、とても嬉しかったです。

高校生のみなさんの中には、今年のオープンキャンパスで増永先生の模擬授業を受けたり、話をしたりした人もいると思います。神戸松蔭に入学して授業を受けて、「マス・ハウジング塾」に通えばきっと、より先生の魅力がわかりますよ!

生活学科都市生活専攻 3年生 かえ

(2011年10月)

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2011年8月 3日 (水)

生活学科都市生活専攻 竹田美知先生

久々の「研究室訪問」です。第7回目は、生活学科都市生活専攻の竹田美知先生にインタビューしました。

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Q 先生のご専門は何ですか?

A 家族社会学です。

Q 家族の研究をしようと思った理由は何ですか?

A 私は、子どものころ『かぎっ子』でした。両親の職業が教師でしたので、私は学校が終わると学童保育に通っていました。学童保育では、両親の代わりに地域の大人の方たちがお世話をしてくださったのが印象に残っています。このことから、「親や近所の人たちは大切だ」と思ったのが理由です。都市生活専攻は地域社会についての学びもカリキュラムの中に入っていて、自分の研究内容にピッタリだった…というのがこの専攻にいる理由でもあります。

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Q 大学にいて楽しいと思うのは、どういう時ですか?

A 同僚の先生たちと学生の話をしたり、学生と卒業論文の話をしている時です。あと、都市生活専攻は1年生の時にオリエンテーション合宿がありますよね? そのオリエンテーションでは、学生同士だけではなく先生方とも仲良くなれますし、新任の先生とも仲良くできるのが良いですね。

Q「神戸松蔭の先生で良かった!」と思うことは何ですか?

A まず景色ですね! この大学から見える景色は本当に素晴らしいです。校舎もレンガ作りで、キリスト教系の大学なのでチャペルもあって…まさに学生の頃に憧れていた大学ですね、神戸松蔭は。さらに学生や先生方はゆったりした雰囲気で優しくて良い方ばかりだし、職員さんや守衛さんは優秀な方ばかり。みなさんニコニコしているから声をかけやすくて、挨拶をすれば必ず返してくださるので非常に気持ちがいいですね!

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Q 神戸松蔭生についてはどのように思われますか?

A お年寄りや困っている人を助ける優しさや、他人に流されない自分の考えをしっかり持っていますね。品も良いし正義感があり、親切な学生が多いです。だから、先生以上によく下級生のお世話をしてくれますね。学生同士も仲が良いですし、先生方と学生の距離も近いですよね。私はよく学生から恋愛相談を受けるのですが、これも先生と学生の距離が近いからこそできることだと思います。

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Q 休日はどのように過ごされていますか?

A 温泉に行って買い物をしたりするのが好きです。最近は家のリフォームにも励んでいます。夫と一緒に家具を作ったり、畳をはがしてフローリングにしたり。夫は壊れた家電も直すほど器用というか、直すことが好きなので、買い替えることなく30年使い続けている家電もありますね。あと映画鑑賞も好きで、特に犬の映画を観るのが好きです。ただ、『星守る犬』のように死んでしまう話はダメですね。生き物の中でも特に犬が好きで、チワワやポメラニアンのような小さい犬ではなく、ゴールデンレトリバーのような大きい犬が好きなんです。だから定年後は『老犬ホーム』をしてみたいと考えています。

Q 最後にこれを見ている学生に一言、メッセージをお願いします。

A 受け身にならず、自分でいろいろ提案できる人になってほしいです。最近は受け身になりがちな学生が多いですね。自主ゼミを開くほど積極的になってもいいのになぁ、と思います。チャレンジ精神を持って、自分から提案できる柔軟性を持つ人になってください。

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☆感想☆

竹田先生は学生から『都市生活のお母さん』と呼ばれているくらい、非常に学生のことをよく見てくださる、とても優しい先生です。2011夏のオープンキャンパスでは竹田先生も模擬授業をしますので、学びの内容に興味を持ったり、先生とお話ししてみたい、という高校生の方はぜひ、オープンキャンパスに来て先生と交流してみてください。

生活学科都市生活専攻 3年生 かえ

(2011年7月)

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2009年8月10日 (月)

文学部長 山田道夫先生

第6回目は、文学部長で、総合文芸学科の山田道夫先生です

7月某日、総合文芸学科の学生三人で山田研究室を訪問。山田先生にインタビューしました。山田先生はギリシア哲学専攻、総合文芸学科で古典文芸論を担当しておられます。

Yamada2<ツンデレ?>

学生A いきなりですけど、先生はゼミ生から“ツンデレ”って呼ばれていること、ご存知ですか。

山田 “ツンデレ”って何?

学生B ツンツンしてるかと思うとデレデレする人のことですよ。でも先生の場合、そういう意味じゃなくて、「総文生(総合文芸学科生の略)ならこれぐらい知っとけ~」とか突き放すみたいなこと言いながら、丁寧に説明してくれたり、怖そうに見えるけど、話すと優しくて面白いというようなことじゃないですか。

学生C そうそう、私も最初見たときは怖かったです。でも今は授業のときの厳しい言葉にも私たちへの愛を感じます。

山田 へぇー、そりゃどうも。わかっていただけて嬉しいです。でもあなたたちへの愛というよりは文芸という学問への愛だね。

Yamada1_4<なぜ文芸?>

学生A 先生のご専門はギリシア哲学だってうかがっていますが、どうして総文で文芸の授業をしておられるのですか。

山田 哲学という学問を確立したプラトンとアリストテレスがそれぞれに文芸批評とか文芸論とかをやっていて、ぼくはそれを研究しながら、その古典的文芸批評の視点で、学生さんたちといろいろな文芸作品を読んでは文芸の問題を考察しているんです。

学生B なるほど、文芸を哲学するって感じですか? 総文にはそういうのもあるんですね。私は自分がはっきり何をやりたいのかわからなかったし、勉強の幅を狭めたくなかったから色んな可能性のある総文に入りました。

山田 うまいこと言うねえ。それは大変結構です。

<どうして哲学?>

Yamada4 学生C 先生が哲学を学ぼうと思ったきっかけは何ですか。

山田 今となってはよくわかりません。ま、一つや二つのきっかけでやることではないね。好きな女の子ができたこともそうかもしれない。「これはどういうことやねん。“恋”とはそもそも何やねん。いったい何がしたいねん???」なんて考えてたから。

学生A そんなんじゃあ、さぞかし見事にふられたんでしょうね。哲学って、現代社会にどんなふうに必要なんですか。

山田 またまた単刀直入なご質問! 哲学というのは、人間と世界のありかたの根本を知って、その認識にもとづいて自分の生き方を整え、幸福な人生や社会を実現しようとする営みですが、これをどこまでも自分自身との対話としての思考と、他の人との思考のやりとりとしての対話によって行おうとするものです。自分自身とも他の人ともきちんと対話できる言葉の力を身につけることは現代社会に限らず、どの時代どの社会でも人間としてもっとも大切なことだと思います。

学生B そういえば、就職面接の時に「物怖じしない娘だね~」って言われました。ゼミや少人数の授業で先生たちと対話してたのが利きましたねえ。山田哲学を教えてください。

山田 さらっと言うけど、そんなもん、あっても教えられるものではない。むろんありませんけど。とにかくソクラテスとプラトンの哲学をよく学んで自分のものにしたいと願っています。でも、或る人から「あんたはアリスティッポスの仲間や」と言われてギクリとしました。アリスティッポスは何ものにも捉われず、いつも快適で機嫌よく世の中渡っていくのが最高っていう快楽主義の哲学者です。

Yamada3<何が楽しいですか?>

学生C 先生のプライベートな楽しみって何ですか。

山田 「プライベート」っていうのを僕はよく「私秘的」と訳します。だから言えない。

学生A またそんな。先生はゴルフ部の顧問だって聞きましたけど。ゴルフお上手なんですか?

山田 むむむ、実は初心者以外の部員の誰よりも下手。顧問であって、コーチじゃないからね。でもゴルフのラウンドしてるときは、他のことみんな忘れられる。リフレッシュできます。最近はもっぱらビデオやDVDですけど、芝居や映画観るのも大好きです。

学生B 勝村先生(総合文芸学科の同僚で、旧約学と民俗学の教授)が「山田先生、最近太ってるけどダイエットしたほうがいいんじゃない」って言ってましたよ。ゴルフは練習もちゃんとしたらいいのに。ところで好きな女優さんとかいるんですか?

山田 いっぱいいるけど・・・ジュリア・ロバーツ! 彼女の映画を10本続けて見たことあります。ジュリア・ロバーツ10連発! でも芝居でも歌でもやっぱりライブがいいですね。たまにジャズを聴きにいったりするけど、癒されます。

学生C あ、ゼミの研修会のあとに連れて行ってもらいました。松蔭の卒業生のかたが英語で歌ってましたよね。素敵でした。

山田 はい、今度は彼氏と行ってください。彼女が歌っているのはほとんど恋の歌ですから。

というわけで、歌やお芝居も含めた文芸とお酒が大好きな、ちょっとお茶目な哲学の先生でした。最後に、去年の春卒業した先輩からのメッセージです。

山田ゼミに入って面白かったのは、自分たちの意見を出し合う事でした。ギリシア悲劇を読み、主人公たちの行動や発言を分析し、また作品中の疑問点をあれこれ考え解決していくことで、作品が何を表現しようとしているのか導き出すという授業でした。ギリシア悲劇には、時代、社会、家族の問題が表現されていて、様々な人間模様がみられるのも興味深いです。山田ゼミでギリシアの文学作品を勉強できたこと、山田教授から親身に卒業研究のアドバイスを受けられたことは、私にとって本当に楽しい経験でした。(2008年卒業 Y・Kさん、銀行勤務)

Rmail_download_attach 「お待ちしております。」

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2009年7月31日 (金)

人間科学部長 馬場恒子先生

第5回目は、人間科学部長で、生活学科の馬場恒子先生です

1:どのような授業を担当されていますか?

Photo_2 大学・大学院では薬理学を専攻していたので、都市生活専攻で「健康科学」、食物栄養専攻では「健康・環境論」「微生物学」などの生物系と環境系の授業を担当しています。また、4年生の管理栄養士国家試験対策にも力を入れています。国試対策の補講や、4年生のクラス(11名)の勉強会も週に1度行っています。

2:授業を行う上で、心掛けていらっしゃることは?

担当している科目が理系科目ばかりなので、苦手な分野でも好きになってもらえるよう工夫しています。そのためには、どのように説明すればわかりやすいかを考えたり、例え話や簡単な模式図を用いて説明し、学生に「わかった!」と思ってもらえるよう取り組んでいます。また、理解するということは、言葉を暗記するのではなく、自分の言葉で説明できるということなので、テストは記述式で行っています。

3:休日はどのように過ごされていますか?

休日は目覚ましをかけずにゆっくり起きることが多いですね。台所に立つことが多く、お菓子作りが好きです。簡単で美味しくできるものをよく作ります。ストレス発散には下手なテニスで汗を流します。また、時間がある時には美術館へも行きます。

4:松蔭で心に残るエピソードはありますか?

Photo_3 昨年、勉強会に参加していた学生が管理栄養士の国家試験に合格したことですね。1〜2年生のときはあまり勉強熱心ではなく、成績もよいとはいえなかったのに、4年生の後期になってがんばりはじめて、勉強会では納得いくまでよく質問をしていました。合格したというメールが届いた時には、本当に感動しました。「私もとても嬉しい!」というメールをすぐに返信しました。

5:松蔭の良いところは?

アットホームでまとまりがあるところですね。先生と学生の間で、良い関係が作りやすい環境だと思います。

6:最後に、受験生へメッセージをお願いします!

大学選びはお見合いのようなものだと思います。まずはオープンキャンパスなどで松蔭に足を運んで、希望の学科の先生とお話ししてみて下さい。そして、最終的には相性が良いと思った大学を選んでほしいですね。松蔭の良さも、まずは来てみて味わって下さい!

Photo_4 ☆感想☆
馬場先生には、管理栄養士の国家試験対策の補講や勉強会でお世話になっています。今回のインタビューでは、今まで知らなかった先生のご趣味や考えについて伺うことができ、色々な面を発見できました。授業では、とても厳しい先生というイメージを持っていましたが、勉強会でお話しするようになってからは、話しやすく優しい先生だという印象に変わりました。先生の授業を受けると、自然と気持ちが引き締まります!国試に向けていつも丁寧に教えて下さり、オシャレで素敵な先生です。

生活学科 4回生 みえこ

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2009年6月19日 (金)

学長補佐・キャリア教育センター所長 福田洋子先生

第4回目は、学長補佐であり、キャリア教育センター所長でもある福田洋子先生です

3ヶ月の専業主婦生活から外資系秘書、そして大学教授へ

Hukuda 1:秘書になられた理由は?

 『三食昼寝付き』の生活に憧れ専業主婦になりましたが、主人のお給料で自分の洋服や化粧品を買うのは申し訳ないと思い、働くことを決意しました。就職活動を始めましたが、既婚者ということで「出産のご予定は?」などプライベートなことを聞かれ、50社程受けましたが結局どこにも採用されませんでした。最終的に領事館に採用され、その後外資系の企業(ドイツ銀行)に採用されましたが、その職種がたまたま秘書だったのです。

2: 秘書として大変だったことは?

 上司がどんな人で、何を望んでいるのかを理解するのが一番大変でした。踏み込んでも大丈夫な方と、そうでない方がいらっしゃいます。失敗もたくさんしましたが、相手のニーズを会話から汲み取ることを中心に、言葉のキャッチボールを大切にしてきました。

Hukuda1 3: 松蔭でどんな授業をされていますか?

 現在は、秘書課程の授業を中心に、キャリアカウンセリング・教育カウンセリング・ディベートなど多岐にわたり担当しています。『バイリンガルオフィスワーク』という授業では、お客様・上司・秘書の三役に分かれてロールプレイングを行い、接遇・言葉遣い・電話応対など動きを通して身につけます。また、先読みしてスムーズに動ける心遣い・気遣いも、体と心で学びます。

4: 尊敬する、あこがれの人は?

 ドイツ銀行時代の4歳年上の女性の先輩を尊敬しています。わからないことがあると、その先輩に相談にのっていただきました。忙しいときははっきりと「忙しいので後にしてください」とおっしゃって、時間ができたら必ず電話をくださいました。現在は、ドイツ商工会議所の財務部長をされています。いつも自分の道標となってくださる存在です。

5: ご趣味はなんですか?

 趣味は、ショッピング、食事、旅行と、いろいろありますが、一番力を入れているのは陶芸です。今の目標は「めざせ日展!(日本美術展覧会)」です。このように、自分のやりたいこと、思っていることは常に周囲に言うようにしています。言葉にして伝えることで、誰かが有益な情報を持ってきてくれることもあります。みなさんも自分のやりたいことがあったら、どんどん発言してみてください。

6: 松蔭生へメッセージをお願いします

 松蔭生は、素直でまじめで明るい生徒が多いと思います。もう少し、積極性が欲しいですね。一歩踏み出す勇気があればよいと思います。いろんなことにチャレンジして、失敗してもめげずに頑張ってほしいです。そして、わからないこと、知らないこと、自分のできないことがあったら、そのことをオープンにするととてもラクですよ。

☆感想☆

Hukudaken_2  福田先生の授業は毎回広い内容をカバーされていて、女性として立派に社会で活躍できるよう、とても細やかな指導をして下さいました

 「秘書概論」という授業では、秘書としての振る舞い方や、仕事内容、言葉遣いなど、様々なことを学び、さらに授業の始めには、外資系の求人情報や本の紹介などもして下さいました。先生の秘書時代のエピソードを交えながら説明してくださるので、理解しやすく、非常に興味深い内容でした

 ソフトな雰囲気をお持ちですが、はっきりとものをおっしゃって、有言実行できるところに憧れます。学生に対して注意すべきこともはっきりおっしゃいますが、普段自分では気づかないような立ち振る舞いや言葉遣いを指摘してくださるので、とても役に立つアドバイスとなっています。それでいて、堅苦しい方ではないので、とても話しやすく、なんでもご存知なので、インターンシップではいろいろと相談にのっていただきました。

 女性として、一人の人間として、尊敬できる方です

英語英米文学科 有志

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2009年1月 8日 (木)

教務部長 待田昌二先生

第3回目は、教務部長で心理学科の待田先生です

1:学校にいて一番楽しい時はどんな時ですか?

Machida3_2    楽しい時というのはその時その時で変わるし、私はささいなことでもできるだけ楽しく感じようと思っているので一番を決めるのは難しいのですが、授業が思い通りにうまくできて学生の皆さんの反応が良かった時はやはりうれしいです。
 しかしあえて言えば、図書館の書庫で本を探しているときです。私は大学教員として特別に本好きというほどではないのですが、それでも目的の本を探すついでに、いろいろな本に目をとめて面白い本を見つけたり、全く知らないような内容の本を見つけたりするのが好きです。それだけでかしこくなったような気がするからかもしれません。最近は図書館でゆっくり過ごす時間がないのが残念です。

2:神戸松蔭で先生をして良かったと思うことは?

Machida1  大学という場所は勉強する場所であるのはもちろんですが、精神的な憩いや安らぎを与える良い意味で「浮世離れ」した場所であってほしいと思います。本学のキャンパスはチャペルを中心とした雰囲気や立地ともにその条件を満たしているのではないでしょうか。「神戸松蔭」で良かった、と思う点の一つです。
 「先生をして良かった」と思うことは、やはり学生の皆さんが私の話からなにがしかの影響を受けたり学んだりしてくれた時です。私はもともと話したがり教えたがりなので「先生になって良かった」と思います。 

3:待田先生が心理学(行動学)の道に入ったきっかけは何ですか? 

 私は心理学を学びたいと思って大学に入ったのではありません。高校の時に読んだ本の影響で「生物としての人間」を基盤とした哲学のようなことを研究したいと思って大学に入りました。入ったのは哲学、社会学、心理学など様々なことを学べる学科でしたが、結局、動物を調べながら人間の起源についても考える比較行動学を専門にしました。具体的にはサルの観察をしていました。ですから、心理学より生物学の勉強が多かったくらいです。私の心理学の授業は、生物学みたいとよく言われます。

4:高校生に向けて一言どうぞ!

「人間」について関心がある、学びたいという人はぜひ神戸松蔭に来てください。「人間だけじゃなく、動物も好き」という人はぜひ私の授業を受けに来てください。

☆ゼミ生からのコメント☆

Machida2  待田先生を初めて見る人は、無口で真面目で堅苦しそうなイメージをもつかもしれませんが、授業を受け先生のことがわかってくると、そのイメージが一変すること間違いなしです(真面目なのは変わらないかもしれませんが) 本当は気さくで面倒見がよく、隠れた笑いのセンスの持ち主です授業中に注意するときも嫌味にならない程度に「そこー、ちゃんと話をきーくーよーうーにー」と渋い声で注意するか、後であてられます…授業の内容は、比較行動学や対人コミュニケーションなどで、そういうことに興味のある人にはオススメです

 クールな外見と優しい内面を持つ待田先生。ギャグも飛ぶけど授業はシッカリ好きな動物は「サル」そんな待田先生の人柄や授業内容に魅了されて、みんな待田ゼミに入りました。年に2回ある飲み会もとても楽しいです待田ゼミには色々なメンバーがいますが、面倒見のいい待田先生だからこそ、みんな卒業に向けてすすむことができています

2008年度待田ゼミ一同

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2008年11月10日 (月)

学生部長 和田浩一先生

第2回目は、学生部長の和田先生の研究室を訪問しました

Wada01_4    1:体育の先生になろうと思ったきっかけはなんですか?

運動生理学に興味があり、どのようにトレーニングすれば体によい影響が現れるかを知りたかったからです。

2:生徒・学生の頃の体育の成績はどうでしたか?

中学生のとき、石川県で背泳ぎ(水泳)が1位でした。大学生のときは団体枠でしたが、インカレに出場しました。

3:学生部長としてどんなことを目標にされていますか?

学生が、勉強以外の活動をもっと活発にできるようにしていきたいと考えています。例えば、集中的に音楽や美術に触れる「音楽週間」「美術週間」など学生からいろいろなアイディアを提案してもらいたいです。

Wada02_3 4:なぜ学内で禁煙運動を始めようと思われたのですか?

実は教員たちの間では、5年以上前から、キャンパスの禁煙化について議論されてきました。今年は、キャンパスを完全に禁煙にしたら、どのような問題が起きるだろうかという視点で禁煙運動に取り組んでいます。単に禁煙を強要するだけではなく、禁煙にチャレンジしようとする人たちへの支援活動も行っていこうと考えています。

5:これから行ってみたい授業はありますか?

オリンピック史を研究テーマにしていますが、その成果が生かせるオリンピックに関する授業をしてみたいです。あと、自分の授業ではありませんが、マナー教育と健康教育がミックスされた講座があればいいなと思います。みんなが社会人になったときに「松蔭生はマナーと健康について、しっかりした知識をもっているんだ」と感心してもらえるような授業を提案したいです。

Wada03 6:高校生に向けて一言どうぞ!

松蔭は、やりたいことをなんでも学べる(体験できる)大学です。アットホームで、先生と学生の距離が近いのが特徴です。松蔭でたくさんのことを学んだら、きっと、周りの人から愛される社会人になれると思います。

☆感想☆

和田先生は、禁煙のためのサポートに積極的に取り組まれたり、学生のことを真剣に考えてくださる素晴らしい先生です 今回の研究室訪問でもいろんなことをお話してくださって、更にそう実感しました 私は、昨年の体育で和田先生のウォーキングの授業を取り、六甲の周辺を散策しました。 毎日通学で六甲に来ているのに、知らないスポットがたくさんあり、いろいろな発見ができてとても楽しかったです 体のためになるだけでなく、学校生活にも役に立つ授業だったので、ほんとに受講してよかったです。

みなさんも、ぜひ和田先生の授業を取ってみてください とても楽しい体験ができますよ(*゜▽゜)ノ!!

4回生 くー

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2008年10月14日 (火)

学長 郡司隆男先生

研究室訪問第一回目は、学長である郡司先生にインタビューしました

Gunji01_21:学長blogについて。今後どのような内容にされるご予定ですか?
これからも言葉にこだわっていきたい。

2:松蔭の好きなところは?
キャンパスがきれい。明るい学生が多い。

3:学生にどんな女性になってほしいですか?
しなやかで、したたかな女性。

Gunji02_24:学生が授業を楽しく受講できる工夫はされていますか?
学生が楽しめる題材を選ぶ。(ex)のだめカンタービレなど親しみのあるもの。

5:どのような高校生に松蔭にきてほしいですか?
まじめで明るい子
一生懸命勉強して、毎日を楽しむ人
楽しくなかったら松蔭生じゃない。どうせ勉強するなら楽しく勉強しよう。

6:休日は何をされていますか?
ホームムービーを作ったりすることもあるけれど、たいていは、ぼけーっとしている。

Gunji03_2
感想
 郡司先生は私の1回生のときからのクラス担任で、卒業研究の担当教授です。言語学とコンピュータを専門とされていますが、いつもわからないことがあれば、郡司先生に相談します。何でも知っている物知りなかっこいい先生です ゼミの授業ではみんなにお茶を用意してくださったり、出張のときにはお土産を買ってきてくださったり、とても和やかな雰囲気でいつも楽しく授業を受けています ゼミで食事に行ったときも郡司先生の意外な一面を知ることができたり、いろいろなお話をしてくださいます 学長なのにとても気さくで学生の視点で考えてくださいます。学長の授業を受けられることはほかの大学ではないと思うので、とても貴重なことだと思っています(^_^)v

4年生 たま

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