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2012年1月

2012年1月19日 (木)

日本語日本文化学科&国文学科 片岡利博先生

皆さんこんにちは(^O^)/ 国文学科3年のまゆです。「研究室訪問」第10回は日本語日本文化学科&国文学科の片岡利博先生にインタビューしました。

ま)じゃあ、先生。さっそくですがインタビューを始めますね!

片)はい、よろしくお願いします。

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Q.先生の専門分野を教えてください。

片)源氏物語をはじめとした平安物語です。これらの作品は約1000年前に作られ、手書きの写しによって伝えられてきました。手書きと言うことは当然、写し間違いや写している人の捉え方や気分次第で書き換えられるなどの事態が発生してしまいます。ですから、同作品の同場面でも写した人が違えば、文章が全く違うということもあったりするんですよ。このような変化の仕方や相違点に興味があり、専門分野として研究しています。

ま)確かに源氏物語って同じ人物のはずなのに、場面によっては性格が別人みたいになっていたりしますよね。ただ、私は源氏の女たらしな性格にばかり目がいってしまって、自力で相違点を探し出せないんです。いつも読みながら女性の登場人物に感情移入してしまい、源氏の野郎~!ってなっちゃうんですよね(笑)。

Webp1090923

Q.先生が古典を研究することになったきっかけ(出会い)を教えてください。

片)実は僕、古典研究者になるつもりは全くなかったんです。昔からピアノやっていて、30歳くらいまでは本気で音楽家を目指していたんですよ。

ま)えー!そうだったんですか!?すごい! 確かに先生が音楽家って似合ってる気がします…。それでどうしてこの道を選ばれたんですか?

片)ある時、作曲コンクールに応募したんです。良い結果が残せたら、その道に進もうと思って。けれど、残念な結果でした。それであきらめて、大学院生の時から働いていた神戸松蔭に就職したんです。昔から古典の成績は良かったので勉強するなら古典だと思っていました。大学で出会った古典の先生が本当に良い人だったので、その人の影響もありますね。

ま)大学院のころからということは…もう30年以上松蔭で働いてらっしゃるんですか!

片)はい、たぶん松蔭の中でも1、2を争うくらいの古株だと思います。松蔭は本当に働きやすい。人間関係が良く、家庭的で民主的な上、事務職員の人がとても有能です。もし他大学に勤める事になっていたら、こうはいかなかったと思います。もしかしたら、もう1度音楽家になろうとしていたかもしれません(笑)。

Webp1090919

Q.先生の趣味を教えてください。

片)趣味…。よく、ピアノのことや作曲のことを人に話すと「素敵なご趣味をお持ちですね」と言われるんですが、ピアノや作曲は趣味という言葉には到底収まりきりません。職業にしようと思っていたくらいですから。なので、趣味という言葉が当てはまるものは、料理・編み物・散歩などですね。

ま)私も散歩好きです!よく歩いてますよ~。お料理はなにが得意なんですか?

片)何が得意というわけではなく、家庭料理を作ります。

ま)すごいです!私は料理というと卵焼きくらいしか作りません(笑)。

片)それは料理とは言わないんじゃないでしょうか(笑)。

ま)あ、やっぱりそう思いますか? ですよね(笑)。精進します! そういえば、以前先生がご自分でお編みになったセーターを着ていたと聞いたのですが、本当ですか?

片)はい。今はもう着てませんけどね、恥ずかしいので(笑)。昔、外国人留学生に浮世絵柄のセーターを編んでプレゼントしたことがあるんです。喜んでもらえましたよ。

ま)デザインも先生がなさったんですか?

片)はい。方眼紙にデザインを落とすところから始めました。

ま)先生、すごすぎます。

片)あ、でも僕、スポーツは見るのもするのも苦手なんです。

ま)え?するのはともかく、見るのもですか?

片)はい。スポーツのあの勝ち負けで競争する感じが苦手なんです。短距離走を競争せずに一人で走るとかだったら好きなんですけどね。とにかく、勝つために自分のペースを乱すのが嫌なんです。

ま)もしかして、先生は1人で出来る事がお好きなんでしょうか?

片)そうですね。料理や編み物や散歩、どれも自分のペースで楽しむのが好きです。

ま)趣味は自分の大切な時間ですもんね。自分が楽しめる方法で楽しむのが1番ですよね。

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Q.では最後に、人生の先輩として私達に何かアドバイスをお願いします。

片)んー、僕は自分をあなた達の人生の先輩だと思ったことはあまりないんですが…。しいて言うなら、人は人、自分は自分ということです。人と比べることだけで人生が終わってしまってはもったいない。かけがえのない自分の命を大切に。周りの人に左右されすぎると、結果的に自己嫌悪につながってしまいますからね。100m走に何秒かかったって良いんです。自分のペースで走ることが大切なんですから。これが僕からのアドバイスですね。

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<感想>

片岡先生とは授業以外で接したことがほとんどなく、実は以前から謎多き先生だなと思っていました(笑)。それが今回インタビューをさせていただいたことで、今まで知らなかった片岡先生を少し知ることがでたように思います。短時間のインタビューの間に何度も驚いたり笑ったり、本当に有意義なひと時を過ごすことができました。

私は片岡先生のまとっているほんわりとした雰囲気や授業の進め方が1年生の頃から好きだったのですが、今回のインタビューを経て、さらに片岡先生のファンになってしまいました(笑)。

日本語日本文化学科に入学したら、ぜひ片岡先生の授業を受けていただきたいです! きっと皆さんも片岡先生のファンになっちゃいますよ(^O^)

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